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Phase21 新しい助教授ライ先生はホワイト?

 

前回、楽しいリゾート地で開催された国際学会の、やっと学生らしいまともでホワイトな話をしたんですが、

そのちょっと前、新しい先生がうちの研究室にやってきたのです。

 

新しい特任助教授、ライ先生

ライ先生「アハ。はじめまして。ライです。」

決して、夢の国のキャラではない。声は高いけど。

ライ先生は、中国人なのですが、この研究室の博士課程出身者。

卒業後、民間企業を転々として、特任助教授としてこのラボに舞い戻ってきたという変わり者。日本語はベラっベラだ。

 

特任助教授の「特任」の冠は、契約社員的な位置付けってことでいいのかな。

更新ありの1年契約?みたいな制度だと思う。

 

安直すぎる僕のあだ名

この研究室は、遊び心が少ない。

他の研究室だと、コタツとTVとかがあったりするんですよ(笑)

そう感じて、今後の勧誘に向けた人気取りのために、僕は『ゲームブース』を作った!

 

金だけはあり余っているようで、ラボの物置部屋に大型ディスプレイとホームシアターセットが埃をかぶって転がっていた。立体音響でゲームを楽しめるブースの誕生だ。

 

そのせいで、僕はライ先生から「おい、ゲーム!」と呼ばれるようになった。

あだ名『ゲーム』って安直すぎだろ!

 

正直、僕はブースは作ったが、ゲームはほとんどしていないんだけど…。

こんな殺伐とした所でゲームなんかするより、家でやったほうが段違いで楽しいでしょ。

ハッカーはずっとグラセフをやりまくってたけどね。

ハッカー「見て見て!!ホバークラフトが空飛んだ!!あ、人轢いちゃった!ウワッハッハッハッハ!!」

うるせぇよ。てか、チートでゲーム改造するのやめなさい。

 

そしてある時、

ライ先生「おい、ゲーム!君にこれをあげましょ!」

僕「え?あぁ・・。ありがとうございます?」

 

どうせゲーム好きなんでしょ的なノリで、なぜかPSPをくれた。

ライ先生「あのね、この中に50タイトルくらい入ってるから。良かったネェ。中国ってね、そういうのいっぱいあるヨ!」

ん?

これはもしや…。頭の中でタイの怪しい電気街の記憶が蘇る。

露店の人「オニイサン、Windows安いヨ!Windows!」

的なあれか??

 

ダメ、ゼッタイダメ!!

中国はやっぱり無法地帯のようだ。

SONYは、50タイトルも入ったソフトは普通売らないヨ。

 

脱落者続出!ライ先生の集中講義

ライ先生「アハ。ボクが学生の面倒みますヨ!」

頼もしい。そんな積極的に指導してくれようとする先生は、このラボで見たことがないから、ホント頼もしい。

 

ライ先生「アハ。明日から集中講義やりますヨ!」

2週間連続で、ライ先生の集中講義が始まった。

僕、ハッカー、ヤンキー。それに1コ下の後輩達が集められた。

 

しかし…。

ライ先生「アハ。・・・つまり、こういうことヨ。わかった?わかった?」

 

なるほど!

全くわからん。

 

我が強い感じの授業。それと比例せず、わかりにくい・・・。

正直何いってんだか本当にわからなかった。

 

次の日から一人、また一人と生徒は脱落していった。

僕も、

脱落した。

 

ヤンキー「別に行かなくていいっしょ!」

ハッカー「そうだね。ウハワワ」

というノリが伝染していき、最後、生徒は1コ下の後輩1〜2人だけになっていたらしい。

 

熱意はあるが、空回りしているライ先生。

次回、果たしてどうなる、ライ先生!

 

では、また!!!

 

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